彫刻家、サイトスペシィフィック・アーティスト、大矢りかの作品集。ドロなどの自然素材で制作しています。

OHYA Rica : Sculptor, Site Specific Artist with the Interest in "Mud"
 現場主義。 
私にとっての『サイトスペシフィック・アート』
 
私のつくってきた作品はどれも、『はかなさ‐無常観』がテーマとなっている。
万物はすべてうつろう。その中にあってなぜ、アート作品だけが永遠であろうとするのか?
自然と対峙して永遠であろうとするのではなく、自然を受け容れて身をゆだね朽ちていくことが、ものの理だと、私は考える。
 
私にとっての、サイトスペシフィックアートとは、『現場主義アート』。
どこへでも移動して展示可能な作品とは異なり、
ドロなどの自然素材を用い、野外の、ある『現場』で制作し、その『現場』で朽ちていく作品のこと。
 
タネが大地から芽吹くように、作品が生まれる。『その場』で生まれた作品は、『その場』の素材で育ち、『その場』の自然に身をゆだねる。
作品が完成したそのあと、風に吹かれ、雨に洗われ、朽ちていく過程こそが重要だと、私は考える。 
 

大矢 りか